通販でモバイルバッテリーを探していると、商品説明に「PSEマーク取得済み」といった記載を見かけます。ただ、このマークが何を意味しているのかまで知っている人は多くありません。
先に要点を書きます。経済産業省は、モバイルバッテリーを購入する際にPSEマークの有無を確認するよう案内しています。ただし、このマークの意味には誤解されやすい点があります。この記事では、公的に案内されている内容だけを使って整理します。
まず知っておきたい基本
まず、なぜ表示を確認するよう案内されているのかを押さえましょう。
経済産業省は、モバイルバッテリー購入時にPSEマークの有無を確認するよう案内しています。
モバイルバッテリーは、価格や容量、デザインで選ばれることが多い製品です。しかし公的な案内では、選ぶ際に見るべき点として安全に関わる表示が挙げられています。
PSEは電気用品安全法に関わる表示です。一定のモバイルバッテリーは、この法律の対象となっています。まずは「容量やブランドだけでなく、表示を確認する」という視点を持つところから始めましょう。
仕組み・条件を具体的に整理
誰が何を示しているマークなのか
ここが理解の要になる部分です。PSEマークは、製造・輸入事業者が電気用品安全法の義務を履行していることを、自ら示すものです。
「自ら示す」という点が重要です。つまり、事業者側が義務を果たしていることを表示している、という構図になっています。
「国から認証を取得した」印ではない
そのため、よくある受け止め方は正確ではありません。PSEマークは「国からPSE認証を取得した」ことを示すマークではありません。
また、性能によって対象外のものもあります。すべてのモバイルバッテリーが一律に電気用品安全法の対象になっているわけではない、ということです。
この2つを押さえておくと、マークの有無だけで白黒をつける発想から距離を取れます。マークは判断の手がかりのひとつであって、それ以上でも以下でもありません。
- 経済産業省は購入時のPSEマーク確認を案内している
- PSEマークは製造・輸入事業者が法の義務を履行していることを自ら示すもの
- 「国から認証を取得した」ことを示すマークではない
- 性能によって対象外の製品もある
初心者が間違えやすい点と確認事項
まず、PSEマークがあれば事故が絶対に起きない、という意味ではありません。マークは義務の履行を示すものであって、使用中の安全をすべて保証するものではありません。使い方や保管の仕方によってリスクが変わることは、マークの有無とは別の話です。
次に、逆方向の決めつけにも注意が必要です。対象外の製品もあるため、マークがないことをもって一律に違法と断定しないでください。性能によって対象外となるものがある以上、表示がないという事実だけで結論を出すことはできません。
では、購入時にどうすればよいのか。案内されているとおり、まずはPSEマークの有無を確認する。そのうえで、マークを万能の保証と考えず、製品の情報や販売元の説明もあわせて見る。この姿勢が現実的です。
整理すると、押さえるべきは次の点です。一定のモバイルバッテリーは電気用品安全法の対象であり、購入時のPSE表示の確認が手がかりになること。ただしPSEマークは事業者が自ら義務の履行を示すものであり、国の認証を示すものではないこと。そして性能によって対象外の製品もあること。
個別の製品が対象にあたるかどうかや、最新の制度内容については、経済産業省など公的機関が公開している情報で確認してください。


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