国土交通省は、冬用タイヤへの交換が増える時期を前に、大型車の車輪脱落事故への注意を呼びかけている。2025年度の事故発生件数は128件で、事故のおよそ半数が11月から1月に集中する。大型車のタイヤ交換が増える時期と重なるため、交換作業後の点検や適切な整備が重要になる。
事故は冬期に集中
大型車ではホイール・ナットの緩みや部品の状態が車輪脱落につながる可能性がある。国交省は以前から、タイヤ脱着時の点検、清掃、部品交換、適切な締め付けなどを呼びかけてきた。冬用タイヤへ交換する車両が増える11月以降に事故が集中することから、交換作業そのものだけでなく、その後の状態確認まで含めた管理が必要になる。
件数だけでなく事故の性質が重要
車輪脱落は、外れたタイヤが歩行者や他の車両へ衝突するなど重大事故につながり得る。一般的な故障とは異なり、車両の外部へ危険が広がる点が特徴だ。このため国交省は事業者や整備関係者を含めた点検整備の徹底を求めている。
冬用タイヤ交換を「作業完了」で終わらせない
今回の注意喚起から読み取れるポイントは、季節のタイヤ交換を単発作業として扱わないことだ。交換前の部品状態、交換時の適切な作業、交換後の確認という一連の管理が必要になる。運送事業者にとっては繁忙期とも重なりやすいため、交換時期の集中を見越した整備計画も重要になる。
出典:国土交通省「自動車点検整備推進運動」関連資料、2026年10月の注意喚起


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