台風25号(ドゥージェン)は、2026年9月21日(月・祝)の午後から夜に関東へ最も接近する見込みです。伊豆諸島と関東沿岸では大雨・暴風・高波に警戒し、鉄道や航空便は出発直前ではなく今夜のうちから公式情報を確認してください。9月20日15時時点の進路と備えを整理します。
台風25号は関東にいつ接近する?
9月20日15時時点で、台風25号は大型で強い勢力を保ちながら日本の南を北へ進んでいます。予想では21日の朝に八丈島の西南西へ進み、その後は進路を東寄りへ変え、21日午後から夜にかけて関東へ最も近づく見込みです。
重要なのは「中心が近づく時間」だけを待たないことです。台風の北側や周辺には広い雨雲があり、関東では本体接近前から雨が強まる可能性があります。沿岸前線が形成されると、房総半島などで発達した雨雲が同じ場所にかかり続けるおそれもあります。
| 時期 | 予想される影響 | 取る行動 |
|---|---|---|
| 9月20日夜 | 関東南部や沿岸で雨・風が強まる可能性 | 充電、雨戸、交通情報を確認 |
| 9月21日朝 | 伊豆諸島で荒天、関東も強い雨のおそれ | 不要不急の移動を見直す |
| 9月21日午後〜夜 | 関東へ最接近し大雨・暴風のおそれ | 屋内で安全確保、避難情報を確認 |
| 9月22日 | 進路次第で東北などにも影響が残る可能性 | 運休・通行止めの更新を確認 |
進路や接近時刻は今後変わる可能性があります。最新位置と暴風域は気象庁の台風情報で必ず更新してください。
予報円や交通への影響を読む基本は、LUMARIONの台風24号で整理した進路と交通確認のポイントも参考になります。ただし、台風25号の位置や時刻は必ず今回の最新情報で判断してください。
関東で警戒したい3つの影響
1. 台風接近前からの強い雨
台風がまだ遠く見えても、湿った空気や前線の影響で先に雨が強まることがあります。今回も関東南部を中心に、接近前から本降りとなり、局地的に激しい雨が続く可能性が指摘されています。
川や用水路の水位を見に行く、海岸で波を確認する、冠水した道路を徒歩や車で通るといった行動は危険です。雨量が同じでも、すでに地面が水を含んでいる場所では土砂災害や浸水の危険が高まります。
2. 沿岸部の暴風と高波
台風25号は大型で、強風域が広い点に注意が必要です。関東沿岸は中心から距離があっても風が強まり、交通機関の速度規制や通行止めにつながる場合があります。海岸、堤防、河口、港には近づかないでください。
ベランダの植木鉢、物干し竿、サンダル、自転車カバーなどは、飛ばされる前に屋内へ移します。窓はカーテンを閉め、雨戸やシャッターがある場合は明るいうちに操作しましょう。外から補強する作業を暴風が始まってから行うのは危険です。
3. 鉄道・道路・航空便の急な変更
大雨や強風では、鉄道が予防的に本数を減らしたり、運転を見合わせたりすることがあります。道路も冠水、倒木、沿岸部の高波で通行止めになる可能性があります。航空便や船便は台風の進路変更に合わせて判断が変わるため、朝に確認した情報だけで移動しないことが大切です。
JR東日本は公式の運行情報ページで関東の在来線や新幹線の状況を更新しています。利用する航空会社、私鉄、高速道路会社の公式サイトも個別に確認してください。
21日に出かける人の交通確認手順
交通機関への影響は地域と時間で差が出ます。「関東の電車が全部止まる」「予定どおり必ず動く」と一括りにはできません。次の順番で確認すると、古いSNS投稿に惑わされにくくなります。
- 利用する路線・便の公式運行情報を開く
- 出発駅だけでなく乗り換え先と到着側も確認する
- 計画運休、遅延、振替輸送、払い戻し条件を分けて読む
- 出発直前に再読み込みし、公式アプリの通知も確認する
運休が発表されていなくても、強風による速度規制で到着が大幅に遅れる場合があります。イベントや予約がある人は、主催者・施設からの中止案内と交通機関の情報を別々に確認してください。ホテルやチケットのキャンセル料は事業者ごとに異なるため、自己判断で放置せず、期限内に手続きを行います。
「計画運休」と「遅れ」を分けて確認する
計画運休は、安全確保のために事前に運転を止める判断です。発表時点では開始・再開時刻が目安の場合もあり、天候や設備点検によって変更されます。一方、通常運転の表示でも、途中で徐行や折り返し運転に変わることがあります。
会社や学校へ向かう場合は、運休画面のスクリーンショットだけでなく、路線名、確認時刻、公式ページのURLを控えておくと説明しやすくなります。遅延証明書は実際の遅れが確定してから掲載されることがあるため、出発前に表示されていなくても不自然ではありません。
地域別にどこへ注意する?
伊豆諸島では台風に近く、暴風、高波、強い雨に特に警戒が必要です。海岸や港へ様子を見に行かず、屋外の作業は風が強まる前に終えてください。船便や航空便は欠航だけでなく、出発地へ引き返す条件付き運航となる場合があります。
千葉県や神奈川県など関東南部の沿岸では、横殴りの雨、強風、道路冠水、高波に注意します。東京湾沿岸でも、橋や高架道路、海沿いの鉄道路線は風の影響を受けやすいため、内陸部と同じ天候だと考えない方が安全です。
東京都心や埼玉県などでは、短時間の強い雨による地下空間への流入や道路冠水が問題になることがあります。地下街、地下駐車場、半地下住宅では入口から水が入り始める前に上階へ移動してください。群馬県、栃木県、茨城県や甲信地方でも、進路と雨雲の発達次第で影響が広がるため、関東南部だけの台風と決めつけないことが大切です。
車で移動するときの注意点
冠水した道路は、水深が外から分かりにくく、マンホールのふたが外れている場合もあります。前の車が通れたから自分も通れるとは限りません。アンダーパスや川沿いの低い道路へ入らず、早めに高い場所へ迂回してください。
走行中に雨が急に強まり視界が悪くなったら、急ブレーキや無理な追い越しを避けます。安全に停車できる駐車場やサービスエリアへ移動し、ハザードランプだけを頼りに路肩へ長時間止まる行動は避けてください。高速道路の通行止めは一般道の渋滞にもつながるため、出発前に道路会社の公式情報を確認します。
電気自動車やスマートフォンの充電は早めに済ませます。ただし、冠水が始まった場所で車内にとどまり続けるのは危険です。水位が上がる前に車を離れ、安全な建物の上階などへ移動する判断も必要です。
今夜のうちに済ませたい備え
台風対策は特別な道具を大量に買うことではなく、停電・断水・移動困難が起きたときに数時間から1日程度落ち着いて過ごせる状態をつくることが基本です。
- スマートフォンとモバイルバッテリーを満充電にする
- 懐中電灯、電池、常備薬、飲料水を取り出せる場所へ置く
- ベランダや玄関前の飛びやすい物を屋内へ移す
- 側溝や排水口を安全に確認し、落ち葉などを取り除く
- 自治体のハザードマップで浸水・土砂災害区域を確認する
- 家族の連絡方法と避難先を共有する
買い物へ出る場合も、雨風が強まってから無理に移動する必要はありません。すでに危険を感じる天候なら、家にある食品と水を確認し、安全を優先してください。
停電したときに困りやすいこと
停電時はエレベーター、オートロック、給水ポンプ、キャッシュレス決済が使えなくなる可能性があります。集合住宅では断水も想定し、飲料水とは別に生活用水を確保できるか確認します。冷蔵庫は扉を何度も開けず、保冷剤をまとめておくと庫内温度の上昇を抑えやすくなります。
ろうそくは転倒や余震で火災につながるため、懐中電灯や電池式ランタンを優先します。発電機や炭を室内・ベランダで使うと一酸化炭素中毒の危険があるので、停電対策として使用しないでください。
避難情報が出たときの判断
自治体の避難情報では、警戒レベル3は高齢者や避難に時間がかかる人が動き始める段階、警戒レベル4は危険な場所から全員が避難する段階です。警戒レベル5は災害が発生・切迫している状況で、安全に避難所へ移動できるとは限りません。
判断に迷う場合は、警戒レベル3で避難する人と、レベル4までに避難する意味を先に確認してください。警戒レベル5が避難開始の合図ではない理由も重要です。
夜間の大雨で外へ出る方が危険な場合は、建物の上階や崖から離れた部屋へ移る垂直避難も選択肢です。ただし、自宅が浸水想定区域や土砂災害警戒区域にある場合は、明るく安全なうちの避難を優先します。地域の避難所が必ず開いているとは限らないため、自治体の防災情報で開設状況を確認してください。
情報を見るときの注意点
SNSでは過去の台風映像や別地域の浸水写真が、今回の台風25号として拡散される場合があります。投稿時刻だけでなく、撮影場所、撮影日時、自治体や報道機関の確認があるかを見てください。
進路予想図の円は「台風がその大きさになる」という意味ではなく、予報時刻に中心が入る可能性が高い範囲を示します。円の中心線だけを見て自分の地域は大丈夫と判断せず、暴風域・強風域と雨雲の動きを合わせて確認する必要があります。
台風25号で今すぐ取る行動
9月20日夕方の時点では、21日午後から夜に関東へ最も接近する見込みです。まず気象庁と自治体の公式情報を開き、次に使う路線や便の運行情報を確認してください。そのうえで、充電、飛散物の片付け、避難先の確認を明るいうちに終えます。
予定を変更するか迷う場合は、「運行しているか」だけでなく、帰宅時間に風雨が強まらないかまで考えることが重要です。台風は予報より速く進むことも遅く進むこともあります。この記事の時刻を固定情報として使わず、外出直前には最新の台風進路を再確認してください。


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